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従ってV1=Vmaxとし

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さらに空気室の半径をr、安全装置のバルブ半径をr1とすると

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となる。これより大きい口径のハルブ径を選べばよい。
?海水ため
海水だめは直径1m程度の円柱を、空気室と発電装置を結ぶパイプの中に挿入する。
挿入位置はパイプが水平から管制器室又は灯塔踊り場へ向けて垂直に立ち上がった直後に挿入する。
今波高伝達率を1とし、空気室(a)に周期T、波高H(H/2>h0)の波浪が作用し、t=t1〜t2までの間、海水がパイプ(b)を通り海水ため(c)に侵入するとする。その後、海面は下降し、t=t3〜t4までの間、海面は空気室没水部以下になるとする。但し、空気室の高さをh0、没水部長をdc、断面積をA1、パイプの断面積をA2(直径d2=0.318m)、海水ための断面積をA3(直径d3=1.0m)とする。(図−6.1参照)。また、t1〜t4は各々図−6.2に示す通りである。

 

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図−6.1 空気室等の寸法等

 

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図−6.2 波高変化と時刻tの関係

 

(a)海水侵入時
規則波を考え、波高を Zl=a・sinωt (ω=2π/T,a=H/2)、空気室没水部(−dc)での波圧をP0、海水密度をρ、重力加速度をgとし

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とする。波が空気室天井以上の高さに上昇している時、空気室天井での圧力Plは

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となる。
非定常流れにおけるベルヌイの一般式

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は時岡のみによって変化し、流路に沿って一定である。ここで海水ため下端より上

 

 

 

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